遙かな北の山・トムラウシ

ニペソツと並ぶワンゲル思い出の山と言えば、やはりトムラウシでしょう。
1年(18歳)の夏合宿で登り、35歳の時ムリヤリ長期休暇を取って登り、62歳でサラリーマン引退してからも何度か登りあるいは間近の山から飽かず眺めました。故郷の山・立山連峰とこのトムラウシが、いわば心の山でした。
古希を過ぎて、もうどうやら訪れることは出来そうもない感じなので、その写真をまとめてみました。

20年9月 大雪山・旭岳山頂から
少し霞んではいたけれど「快晴の秋空に屹と立っているトムラウシを見た」という日本百名山の記述そのものの姿でした。
21年6月 オプタテシケ山頂から
どうでもいい話だけど、この数日後に300名山踏破中の田中陽樹さんがここを縦走したようで、ニアミスでした。
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ニペソツ山を巡って

昭和47年の1P夏合宿ルートは
十勝岳温泉=十勝岳=トムラウシ=忠別避難小屋(休養日)=白雲小屋(デポ取り)=沼ノ原=ニペの耳=ニペソツ=幌加付近=糠平温泉
ずっとお天気が悪くてほとんど何も見えない日々でした。
7年前にリタイアして以来、何度かに分けてこのルートをたどってみました。勿論ブッシュ区間(ニペの耳=天狗平、ニペソツ以南)を除いて。
その時に撮りためたニペソツの写真をまとめました。こういう視点で整理したのは初めてで新鮮でした。

21年6月十勝岳山頂から。合宿ではガスで何も見えず。でもいきなりこんな景色が見えたらニペソツまでの余りの遠さに絶望しただろうから、かえって良かったかも。
18年7月ヒサゴ沼越しに。奥大雪の象徴のような場所ですね。
16年8月五色ヶ原から。
21年7月ニペの耳から。この尾根を18歳の時に歩いたのかと思うと感無量でした。今は踏み跡もありません。
20年7月天狗平から。
20年7月ニペソツ山頂から南側を望む。ここも踏み跡は見当たりません。この尾根を通って幌加へ降りたはずだけどほとんど何も覚えていません。
22年11月糠平ダムから。ニペソツ~石狩の山並。